白かった私の世界が真っ暗になった。
何も見えなくて恐怖を感じる。
『太陽ー皆には秘密だけどよ、俺王架と付き合ってるんだぜー。』
『そうなんだーで、どうなの?』
翔?
どこにいるの…
出てきてよ……!
私は翔の声のする方向へ駆けだした。
無我夢中でーーー
どんっ
頭に強い衝撃。
誰かとぶつかった。
翔かと思って顔をあげた。
『…誰だよ。』
見覚えのあるこの声…。
主は絶対翔。
自分で革新を持っていた。
なのに、誰だよって何!?
『…太陽、続きなんだけどよ、俺、はっきり言って王架
好きじゃないんだよね。』
『分かるー。チビすぎるし。ていゆうかお前も相当
なチビだぜ?』
翔……?
あなたは翔だよね?
声に出したいけど、出せなかった。