戸が開いた瞬間私は瞬間的に手を離した。


・・・誤解されたくないんだもん。


「なにしてるんだ。二人とも。早く席につきなさい。」

やっぱり先生に怒られた。
でももっと嫌なのは・・・・

「おーチビ同士並んでいるとチビカップルって感じ~」

「分かる~それ。ヒュウヒュウ~」

そう。周りからの声。私超苦手・・・。
チビとか言われたし・・。最悪。

「ごめんなさい~次からきおつけまーす。」

「気おつけろよ。席に就け。」

あれ・・?こいつって意外とひょうきん者なんだ。
・・・ふーん。
あ・・陽菜が見ている。

「何・・?」

陽菜は私にこそこそいう。
聞こえないように・・。

「王架、涙の跡ついてる・・。あのチビ男子と何か
あった・・?」

「え・・・。」


彼氏彼女関係になった。


そんなこと死んでも言えない・・・
初対面でこんな関係になるなんて、誰も思い
もしないよね・・。


別に私はあいつのこと好きじゃないけど・・・。