神は最初の人類として、アダムとイヴを創造した。そして、彼らをエデンの園に置いた。


…だが、神が創造した人類はもう一つあった…。


神は完璧なる人類を創造するに至って、不必要であった弊害部分を寄せ集めていた。
すると、不本意ながらそれらの寄せ集めで新たな人類が誕生してしまった…。
それの名はメドゥーサ。メドゥーサも神の創造物として、エデンの園に置かれた。

後にメドゥーサはイヴを誘惑し、アダムとイヴは知恵の実を口にしてしまう…。

それを怒った神は、彼らをエデンから追放し、二人は地上を彷徨った…。


それを知ったメドゥーサは、神の追放を逃れるべく地下に身を隠した…。神はその領域を自らが踏み込めない領域から、『魔』とした。


後に、原罪を負った堕落した人類が地上を覆った。それを嘆いた神は、彼らを末梢すべく、大洪水を起こした。

しかし、先にも述べた通り、ノア率いる一族だけは方舟によって救われ、神と契約を結んだ…。


旧約聖書では、ノアが『第二の人類』の誕生だとしているが…地上で生きていた堕落した人類…つまり、アダムの子孫はわずかながらも生き延びていた…。


そのため、方舟で救われたノア一族は裏切り者と称され、地上に降りれなくなってしまった…。


神は、ノアの一族を神のもとに近しい場所…『天』に置いた…。


そして、神は言った…


「世界は、三分された!ひとつを『天』とし、ひとつを『地』とし、そしてひとつを『魔』とする…。
これら生き残りし者に、大地を与えよう…。」


こうして、世界は三分され、『第二の人類誕生』までの長きに渡る戦争が起きた…。




天地戦争の始まりである