…こうして、メドゥーサは魔に閉じ込められ、赤子は神の御子として、君臨することになりました。
しかし、ご存じの通り、アダムとイヴは奇跡的に生きていたため、天と地は大地を巡り争うこととなりました…。
神のお告げに従い、戦争ははじまった。
もっとも、戦争が起きたのはノアと、二代目アダムからなんですけどね。
…ま・これが天地戦争開幕の真実です。」
話終わり、ディヴァイアは大きく息を吐き出した。
メドゥーサとノアは浮かない顔をしていた。
「何だか…お婆様から聞いてた話と違う…。」
重々しい口調でノアが話す。
ディヴァイアはニコリと笑みをつくり、前かがみになった。
「当然です♪なんてったって、真に、『抹消された歴史』なのですから。」
メドゥーサが顔をあげて眉をひそめた。
「真に?」
ディヴァイアは、メドゥーサの方を向き、微笑む。
その笑みに、メドゥーサは睨みをきかせた。
「貴方達が教え聞かされた歴史は、神が作った『抹消された歴史』の“台本”。
つまり、偽の『抹消された歴史』です。
だから、本当に神が末梢したのは、私が先程話した真の歴史ですよ。」
メドゥーサとノアは生唾をのんだ。
しかし、ご存じの通り、アダムとイヴは奇跡的に生きていたため、天と地は大地を巡り争うこととなりました…。
神のお告げに従い、戦争ははじまった。
もっとも、戦争が起きたのはノアと、二代目アダムからなんですけどね。
…ま・これが天地戦争開幕の真実です。」
話終わり、ディヴァイアは大きく息を吐き出した。
メドゥーサとノアは浮かない顔をしていた。
「何だか…お婆様から聞いてた話と違う…。」
重々しい口調でノアが話す。
ディヴァイアはニコリと笑みをつくり、前かがみになった。
「当然です♪なんてったって、真に、『抹消された歴史』なのですから。」
メドゥーサが顔をあげて眉をひそめた。
「真に?」
ディヴァイアは、メドゥーサの方を向き、微笑む。
その笑みに、メドゥーサは睨みをきかせた。
「貴方達が教え聞かされた歴史は、神が作った『抹消された歴史』の“台本”。
つまり、偽の『抹消された歴史』です。
だから、本当に神が末梢したのは、私が先程話した真の歴史ですよ。」
メドゥーサとノアは生唾をのんだ。