「あのな…これから体育祭も合唱祭もあるんだぞ?」
「先生!!!!その時はその時で一緒に頑張りますよ?」
「仲いい方がいいんじゃない?」
「仲いいですよ?」
「1番?」
「んー。三番ぐらいですね」
「二番は?」
「一年生っ!!!!」

私がこう答えた瞬間に
クラスは爆笑してた。

「ちょ、なんでーっ」
「麻衣、一年って!!!!」
「だって結構仲いいよ?」
「ちっちゃいからね」
「馬鹿!結構気にしてるから」
「あら、まじ?」
「まじーっ」
「ごめんねえ!!!!」

由佳…。笑いながらとか
まじ謝ってないじゃんか。


キーンコーンカーンコーン


「あ」
「はーい号令。」
「気をつけー。れー。」
『ありがとうございましたー』
「由佳ぁ、」
「なに?」
「隣のさあっ」
「ああ。田中?」

田中はなんか…。
私が好きという噂がある。
でも、確かにチラ見される。
本当に無理だと思う。

「田中がね、触ってきた」
「…は?」
「脚を、、こう…さらって」
「きもー!!!!」
「無理…。」