「じゃな。」
「うん!また部活でね」

そういうと雄大は
自分のクラスに入った。
私も入ると由佳が
ニヤニヤしながらこっちをみた。
朝学活の途中らしく、
先生がこっちを見る。

「おはようございまーす!」
「遅刻。」
「わかってますよ?」
「皆に挨拶」
「おはよーっ」
「着席」
「はーいっ」
「麻衣っ」
「なに?」
「雄大との笑い声聞こえた!!ラブラブだねえ」
「いやいや仲間、だから」
「そんな感じじゃなかったよ?」
「そんな感じだよお」

そう…。うん。
雄大との関係は仲間。
恋愛には発展しない関係。
駄目なんだよね…
好きになっちゃ駄目なの

「…私の片想いだよ」
「え?なんて言ったの?」
「あんな奴好きにならないって言ったの!!」
「あ、そうですか…。雄大、結構可愛い感じじゃない!!?」
「そ?仲間としか思えないからそんな事気づかなかった!!!!」
「…そう…。あんた本当に部活が大好きなんだねえ。てか仲間が好きなんだね。likeで。」
「大好きだよー。このクラスよりもっ」

本当に大好き。
あのメンバーが。
剣道が。

「こら。1番このクラスを好きでいなさい。」
「先生ー!!!!聞いて下さい!だって本当に楽しいんですもん!」
「でも。クラスが1番でしょ」
「違いまーす。部活が1番でーす!!」
「1番なかいいのは?」
「部活のメンバーでーす!!!!」