……ん???
ここは、歩道だぞ??
バイクは、道路だろうが!!!
ここは、バイクに乗ってる奴に注意しなきゃな!
それに、歩道を歩いている人が危ないしな!!
丁度いいことに、バイクは停まった。
「オイ!お前、ここは歩道だ。
バイクは普通、道路だろうが!!!
このクソ野郎」
俺は、ここぞとばかりにヤツの肩を掴んむと……
「あ"ぁ!??」
振り向いた奴の顔は、俺は見たことのある奴だった。
ヤバイ!!
こいつNo.1の天龍の総長、白泉仁だった。
金髪に少し茶色い瞳、少し日本人離れした顔。
相手は、何も言わない俺に痺れをきらしたのか、
「うっせーな。何も言わねぇなら、行くからな」
「っえ!オイ………」
あの捨て台詞だけを残して、奴は行ってしまった。
ったく、人の話は最後まで聞けっての。
相手はバイクだし絶対追いつけねぇし、しゃ―ねーか。
そして俺は、華桜学園に向った。