俺が起きるとそこは、薬品の匂いがする保健室だった。
「…?……ん、」
「紅葉やっと起きたんか?」
声のした方向に目を向けると、恋人の姿ではなくて葵がいた。
仁はどこにいるのかと思って、周りをキョロキョロしていると葵に
「どうしたんや?…ぁ―、仁…ね。
アイツは、保健室の前に待たしてるから呼んで来るわ」
葵は、保健室のドアを開けて仁を呼んだ。
少ししてから、仁だけが来た。
きっと葵は、気を利かして何処かに行ったんだと思う。
「紅葉、大丈夫だっのか?」
「そんなことかよ…
全然へーき!!!!!!」
仁は、心配してくれていたようだった。
だから、笑顔に返しておいた。
だって、さっきからずっと仁はおかしいんだから。