数分たった頃、注文した品が届いた。
それぞれ頼んだものを食べてみると…
「あの…まさかとは思いますけど桜葉紅葉さんですか??」
この声聞いたことがあるなと思いながら、声のした方の後ろを振り向くと青龍の幹部の一人、"叶神七"<カノウカンナ>が立っていた。
「神七、久し振り。そういえば、神七もここの学校だったな」
神七は、俺の顔を見るなりどんどん目を見開いて俺に抱き付いた。
「紅葉と一緒の学校なんて俺、超嬉しいっス!!!
ちなみに、俺1ーBでB―10の部屋なんで来てください!!」
神七は、そう言うと俺の手の中に鍵を渡した。
ん??
「なぁ、鍵って一つだけじゃないのか??」
俺が言うと、葵と神七は笑いだした。
意味わかんねぇ―
ってか、笑うなよな…
「…何がおかしいんだよ」
葵が、笑いながら教えてくれた。
どうやら、管理人に頼んだらスペアキーがもらえるらしい。
だから、笑ってたのか…
でも、笑うことはないっての!!