そうすると、葵はため息を一つつくと話し始めた。



「ここはなNo.1の天龍、総長の"白泉仁"と副総長の"岡崎晃"がおるんや。
それに、生徒会の全員が総長と副総長と幹部で成立ってる!!」



葵、見ないうちに頭のネジがとれたのか???


「葵、嘘はよくないぞ」



俺が嘘だろ??と言うと
真剣な目で葵が、

「本当に決ってるやろ!!?
とにかく、俺等のことが生徒会の奴に一人でもバレたらヤバイねんって!!!!」



……マジッ!!???

母よ…何故ここに転入するのを決めてしまったのだ??

実の息子を殺す気かぁぁ―――!!!!!!


俺は、生まれて初めて母さんのことを心の底から恨んだと思う。


「それマジで言ってんのか??」


「さっきから、本気やって言うてるやろ!?
はぁぁ――――…
俺等の総長は、なんでこんなにも頼りないねんやろか…………
全く、手のかかる人やわ…」



「…っうるせ―な」

うっ………
そこまで言わなくてもいいじゃね―か…

俺だって、傷つくぞ。