ホスト教師はおいといて、早く席座ろ。
俺はとりあえず、一番後ろの窓際に座った。
今までよく見てなかったから知らなかったけど、みんな髪にメッシュいれてたり、ピアスをちけていたりと不良ばっかりだ。
そしてなによりも、俺の隣りで驚いている奴が一人。
「なっなんで…紅葉がおるんや―!!!」
No.3の青龍の副総長をしている。
それがコイツ、"風真葵"だ。
確かに葵には言ってなかったけど、大声で叫ぶな。
うるさいし、周りからの視線が……
挨拶しなきゃな……
そう思った俺は、声を出した。
「よぉ、久し振りだな。葵」