『確かに、この町の猫達は苦しんだだろう。

だけど、あの泥棒は、まだ子供だ。

単純にお腹が減ったから食べたのと

興味本位でうろついたのとで、騒がせるつもりはなかったとおもうんだよ。

大体、普段は厄介毎には極力関わらない様にするくせに

何もしないで正義感だけ振り回すのは卑怯だと思う』

父猫は俺の言葉に顔を真っ赤にし口をパクパク。

そりゃそうだ。