『すみませんが、一人にさせて下さいませんか?

明日までには元気になりますんで…』

心配そうに世話を焼いてくれようとする叔父さんや父猫に、俺は、そう言い放ち

昨日と同じ部屋に早々に引き上げ、皆が寝静まる深夜になるのをジッと待ち続けた。

そして夜が更け、皆が寝静まったであろう頃を見計らい

俺は窓からソッと抜け出し、泥棒を捕まえてある場所へと向かった。