叔父さんが用意してくれた部屋は、とても広い。

隅には

『冷蔵庫』

と言う名前の、小さな食べ物入れまである。

(前の住人の置き土産らしい。中は空っぽだったが)

俺は布団に横になり、天井を見ながら従兄弟の話を思い出していた。

(ってもなぁ…どうしろと言うんだ)

何か解決策はないかと、頭を使ってはみたが、慣れない事はするもんではない。

次第に目蓋が重くなってきて、俺はいつの間にか眠ってしまった…