数分後あたしたちの唇ははなれた



先輩があたしを見つめている



『じゃあ俺はまだ仕事がたまっているからキミがいると邪魔だ』




はぁ?



「告白の返事は?」



『また今度な』



もう先輩はメガネをかけプリントをパソコンで作成していた



あたしの立場なくないですか?




「さようならっ!!!」


あたしはドアをバンッと閉めた



廊下に出てあたしはまた走った



この長い廊下を走るのは気持ちがいい




走ってるあいだにケータイを取り出す



そして電話をかける



「もしもし?!これからカラオケいこ!」