『姉ちゃんが死んだ』 それを聞いて,どれほど夢であることを願ったか。 俺は頬に手を持っていき,思い切りつねった。 目を覚ませば,きっとまた朝。 でも,俺のそんな期待から残ったのは,痺れるような痛みだけだった。