あたしは意識を半分飛ばしていた



微かに誰かがきた


そんな気がした





そこであたしの意識は


終わった















「ん・・・・・」





「…おきた?」




「・・・・・え」



顔をあげると


狭山くんの顔があった



寄りかかるように

あたしは寝ていたようだ



肩には狭山くんの手


上着がかけられていた





「大丈夫?」




「なんで・・・・」