彼はそれでも気を遣っているのか

いつもよりは少し浅めに突いてくれる。


痛みはやがてほどけるように緩和されて

甘い感覚が私に訪れた。


彼とつながっているその部分が

今はもう、私自身のように感じられる。


神経の全てがそこに集中して

私のその部分は美味しいキャンディーを

舐めさせてもらっているかのようだ。


「うんっ、あっ、気持ちいい」


私は自分の指を動かしながら、快感に身悶えた。