「うーん。だとしたら一寸、寂びしい話

ですね……」


誰からも好かれて頼られる大希には

大熊さんのような人の気持ちは

きっと分からないだろう。


私だって仕事の延長でもこんな風に、大希と

話せて嬉しい。


だけど大希はそんな事には、気付きも

しないだろう。


「それに宮良君が話し込みたくなるような

タイプだからというのもあると思うけど」