通夜の帰り道、私は一緒に焼香した 今村さんと別れ、一人歩きながら 麻衣の言葉を思い出していた。 麻衣は『人生は長いから何がどうなるか 分からない。縁があればじじいとばばあに なってから結ばれる事もあるかもしれない し・・・・・・』と言ったけど,、違う気がする。 一度別れたら運命なんて早々、一つになる ことなんてないんだ。 貢と私がそうであったように・・・・・・ それが男と女だ。