別れたくないと、必死に懇願されるのを

期待していたのかもしれない。


そして貢が本当に好きなのは、今でも

自分なのではないかと、心のどこかで

驕っていた。


あんな夢を見たのは、私が貢を自分から

振ったにも拘らず、諦め切れていなかった

せいなのかもしれない。


どこかでまた貢が自分に声を掛けて来る事を

望んでいた結果なのかも・・・・・・