その上に休日のほとんどは、彼と一緒に
過ごした。
それなのに私は貢と過ごした時間を
あまりよく覚えていない。
いつも車で移動する貢の助手席に
座っていた事や、行きつけの居酒屋で
すごく辛い麻婆豆腐に似た料理を
食べていた事など、断片的な記憶はあるが
貢自身についての記憶があまりないのだ。
色々な場所にも遊びに行ったはずなのに
どこへ行ったのかもあまり覚えていないし
行った先でどんな楽しみ方をしたのかも
覚えていない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…