当たり前だけど、わかるよね。
あんな恵見てたら、そりゃ。



『えっ、でも…』

『直也は、気にすんなって!
俺らは俺らで、楽しむから!』

そう言って佑馬くんは私を見てニヤリと笑った。



『な、なによっ』



なんか、気に障る。

どうせ私なんかねっ!!!!



恵と佐々木くんはうまくいく、と思った。

恵の積極的なアタックと、佐々木くんのもう一押しがあれば。


『じゃあ…恵、二人でいい?』
『うんっ』


あ、いつの間にか呼び捨て。

進展早いな。



もう、空は晴れていた。