『何だよ、疲れるな』



『少しくらい、良いでしょ?ほら、四つ葉のクローバー!!!!』




座り込んだ時、一つの白い花の側で見つけた。




人生で二度目の四つ葉。





『ふふ。幸せに成れるかな?』




そう呟きながら、四つ葉を手に取る。




四つ葉のクローバー。





─────幸運。





『お前なんか、幸せに成れないよ。……腹立つから』



『お前、じゃないですよ~。腹立つからって、幸せに成れないなんて酷いわ。秀くんが“幸せにさせない”みたい』





思いの外、何も言い返して来ない秀くん。




そのせいで、大分調子が狂ってしまう。