日の良く当たるベッドで、隣に座る。
私の顔をしばらくじっと見て、優しく髪を撫でた。
触れただけで、熱くなるのは前と変わらない。
拓の黒い瞳に吸い込まれそうになる。
『いいよ』
拓の一言で、私は我に返った。
日の光が、私の髪を照らすから余計に熱い。
『じゃ、じゃあ、行って来るわ……』
立ち上がろうとすると、一度ベッドに押し倒された。
拓の瞳には、私の赤い顔しか映っていない。
『た、拓……?』
突然の出来事に、戸惑いを隠せない。
心臓の音が、耳元で聞こえる。
その手が、私の頬に触れるだけで、こんなにも身体中が愛しいと叫ぶ。