『……え?』
予想もしなかった答えに、思わず驚いてしまう。
たまらなく嬉しくて、こんなに幸せで良いのかしら、と思う。
そんな私を見て、拓はにっこりと笑った。
『今、父上と母上に白純美の話をしてきた。一生、白純美を傍に置くために』
一生、その言葉に、胸が高鳴る。
暗に、何を意味するものかは、なんとかなく分かる。
それを、拓の御両親に。
『それで、御両親は何と言っていたの?』
身分の低い私を、何と。
拓と5歳も違う、ただの高校生を、何と。
西条家の父母は。
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