さて、顔を洗って、先生と仲間たちの朝食を用意しなければ。
私は肩の辺りを過ぎたばかりの髪を、お気に入りの苺柄のシュシュでひとまとめにして、パジャマの上からコットンのカーディガンを羽織った。

今日はアスパラ炒めとプレーンオムレツ、作り置きのトマトと大豆のサラダに、そろそろ摘み頃のバジルを添えよう。
厚切りのトーストに、バターと、昨日初めて作ったマーマレード。
先生が売っているのより美味しいとほめてくれた。
それから、コーヒーを仕掛けないと。

毎朝やることがあって、それが喜ばれるのが嬉しい。
先生と暮らす様になって、私は前より朝が好きになった。