皆はどんどん進んでいく。


でも美優は桜に興味を持ったんだ。


そして隣を歩いていた愛未に気付かれないように、そっと桜の方へ歩いた。



奥へ、奥へと進んでいく。


桜の花が舞っていた。


本当に綺麗…。



その時は、その桜が世界で1番綺麗だと思った。


これ以上

美しいものなんて

無いと思ったんだ。