「もしもし!庄司さん!?

 アヤの場所がわかりました!!」

『本当ですか!?』

「はい!!三十里青公園です!

 でも、なんか私1人でこなければ

 犯人に殺されるって…」

『…では、こうしましょう。

 気づかれないように

 特殊部隊をまわします。

 美緒さん1人で行き、

 私たちが近くで待機しています。

 美緒さんが行って3分たっても

 帰ってこなかったら、強行突破します。

 それでいいですか?』

「…はい!」

『じゃあ、あなたの母校の近くで

 落ち合うってことでいいですね?』

「なら忠山公園で」

『わかりました』



そこで電話は途切れた。


「まっててアヤ。

 あと少しで助けるから」


美緒はそうつぶやき、

忠山公園に向かった。