「行方不明…ってことは、

 まだ死んでるかはわからない…

 ってことですよね」

『はい。でも殺されている可能性は

 極めて高いでしょう。

 アヤさんの携帯は、アパートに

 置きっぱなしでした。

 そして“死亡宣告”がありました。

 内容は“縄”でした。

 多分、絞殺の予定でしょう』

「絞殺…ですか」

『とりあえず、一旦署にきてもらえますか?

 次は多分あなたです。

 死亡宣告が来る前に、合流しましょう。

 警備が必要なはず』

「わかりました。すぐ行きます」


美緒は電話を切ったあと、

コートを持ち、署に向かった。