『…久野さなみさんが

 昨夜10時頃変死体で発見されました』

「へん…したい…?」

『はい』

「それは…どういうことですか…」


聞きたくなかったが、

つい口がすべってしまった。

『言っても大丈夫でしょうか?』

「…は、はい…」

『久野さん、刃物で首を切断されて

 殺されていました』

「せ、切断!!??」

『はい。凶器は鎌と思われます』

「どうしてわかるんですか?」

『…』


庄司は間をおいて言った。