「会社の先輩とそこにいたさなみです」

庄「わかりました。確認を取ります。

  実はですね、里子さんの死亡推定時刻の

  ホントに少し前。1分前に

  彼女のケータイに妙なメールが

  届いていたんですよ」

 
美緒は少し間をおいて

庄司にきいた。


 「どういう…メールですか?」


庄司は深刻な顔をして言った。


庄「差出人が不明、

  そして題名が『死亡宣告』

  内容は…『金槌(かなづち)』と

  一言だけ書いてありました。

  そしてなにかを叩いているような音が

  含まれた、『1』が添付されていました」



美緒はそのメールの意味を、

まだわかっていなかった。