「美緒ちゃーん。

 お昼いこー!!

 あたし財布いらないよね♪」

「はいはい。あたしのおごりですよ。

 どれですか??」

「えーっとね…」

「高いのはやめてほしいです。

 あと何個も頼むのも…」

「これとこれとこれとこれ!!」


美緒が言い終わる前に

佳菜が店員に頼んでしまった。


「あ゛ーー!!」

「あはッ♪頼んじゃった」

「あは♪じゃないですよーー!!

 あたしの今月の生活費が…」

「いいじゃーんあさって給料日だし」

「はぁ~」


ため息をつきつつ、

美緒は4500円払った。