「かんぱーーーい!!」


と里子が叫んだ瞬間、

一番端の誰も座っていない席のコップが…

突然倒れた。







ガチャンッッと音を立てて、

コップは床に落ち、砕けた。









ナンデアタシヲワスレテルノ…?








また美緒は声を聞いた。

いや、聞いてしまった。






なに…?この声…いったい誰…?

…怖い…


美緒は急にすごい寒気がした。