「あ~!美緒??美緒だよね!?」


そういってきたのは…

さなみだった。


「うんうん!美緒だよ!
 
 もしかしてさなみ??」

「あいッッ!さなみでーす♪」

「うわぁ!めっちゃ久しぶりじゃない?
 
 元気だったーー??」



そんな世間話をしていると、



「さなみ…?美緒??」



という不安げな声がした。

ふりむくと…

化粧の濃い、

悪く言うと山姥のような顔をした

女が立っていた。



「…だ、誰…ですか…??」



さなみと美緒はハモリながら聞いた。