見慣れた道を光希と歩く。




頭1つ分ぐらい大きい光希はあたしが見上げないと顔が見れない。




…そんなところも1つのモテる要素なんだろうな。




眠たそうに歩いてる。




…さっきの爽やかスマイルはどこへ行った。









学校にやっとついた。




「希美!おっはよー!」



「朝からテンション高いね…」




この子は美穂。あたしと仲のいい子だ。




「それよりー!今日亮太先輩見ちゃったよ!」




「ウソッッ!」




美穂の言葉であたしは飛び起きた。




「校庭でサッカーの朝練やってたよぉ♪」




「わぁー!見たかったー!」




「今もやってると思うよ。見に行ってみる?」




「行く行く!」




亮太先輩っていうのはあたしの大好きな先輩!




カッコよくてサッカー上手くて優しくておもしろくて…。




そんな亮太先輩があたしは大好きなんだ!