歩いてる時もあたしの視線はサッカー部。

亮太先輩上手だなぁ〜♪

あんな人が彼氏だったら…。


キャーッ!!


無理無理!


幸せすぎて死んじゃうよぉ〜♪


なんてあたしが妄想ワールドにジャンプしそうになったところで光希と目があった。


…?なんで?


あたしを見た瞬間顧問の所へ行って何かを話している。


…何だろ。


かと思うとこっちに走ってきた。


タッタッタッ…


軽快な足音がだんだん近づいてくる。


「希美。…帰ろ。」


「…部活は?いいの?」

「…いいよ。」


「へぇ…。」


部活…いいんだ。


光希の不可解な行動に疑問を持ちながらもあたし達は歩き始めた。