「あっあゆみぃ~。」



あたしは亜由美の胸に飛びついた。



「また疾風となにかあったー?」



「ありすぎだよ~~~ぅぇ~ん~。」



亜由美はいつもあたしのことをなぐさめてくれる。



「わかったから泣くなってー、とりあえず授業でないと、ね?」



「わっわかったぁ…」



「てゆかもう授業はじまってるね☆」



「……えっ?」



時計を見ると授業がはじまって10分たっていた。



「やっやばい!!急ぐよ!!!はやくーー!!!!」



あたしたちは急いで移動教室に行った。