「はよ〜。」


欠伸しながらリビングに入って来る、
俺の嫌いな兄貴。
涼平。


「おはようございます。」


その兄貴にも嫌な顔一つしないで、挨拶をする稚亜。


俺は改めて稚亜を尊敬し直した。