「「・・・・」」


長い沈黙。


彼は私の目を見たまま、逸らそうとしなかった。


一瞬目を離した彼は、


「俺は咲多朋希。
この学校の3年。
お前は?」


げ・・3年かよ・・・。


実際のところ、
同い年かと思ってた。


「私は遠田稚亜。
2年。」


なぜか素直に答えてしまった私。


自分に絶望した。