2階に上がると直ぐの部屋。 朋希のモノクロな部屋。 「ありがとう。 朋希のお陰で、私が居るから。」 私は部屋のドアの前に立ちながら、 少し離れた、朋希の目を見て話す。 「ああ。 俺もだ。 お前が居なかったら、 こんな気持ち知らなかったよ。」 少しずつ近ずいてきた朋希の腕に抱きしめられた。