「あげるよ。
当たり前!
稚亜だから、あげる。」


朋希は不安がる私を強く抱きしめてくれた。


「ありがとう。
ありがとう、朋希・・・」


「うん。
幸福(しあわせ)にする。
ついて来いよ・・」


「当たり前。」


ついてくから、私から離れないでね。