あたしのお腹の上にはがっちりと伸びるどうみても男性的な腕。その延長線上には規則正しい上下運動をする広い胸に、



「…ん、…眩しい…」



栗色のサラサラな髪と長い睫毛は眩しそうに眉を潜めて、瞳を閉じている今もその両目が開いた時の美麗さを容易に想像出来る。




「なっ…何してるんですかっ!!!!」




だけど、今、このキラキラ過ぎる不可解な存在の容姿なんてどうでもいい。




「どいて下さい!!!!てゆーか、何でいるんですかー」




あたしはバチバチとその肩を叩いた。