「ひよりー、起きなさーい」 一階からママさんの声が響く。 頭まで被った布団の中。 何故か体が抱き締められてる様な感覚になのは、布団が絡まっているからなのかな?とまだぼんやりした頭はゆっくりと思考を始じめて。 「んぅ…」 眠っていたい体は重くてゆっくりお腹の上に乗っかる腕を上げた………って、腕!? 「き…ぎゃあっっ!!」 朝からパンク寸前の頭。