優の表情は暗くてわからない



「…優のためなんだよ!約束したじゃん？あたしは東北大会に行くこと。優は将来プロになること。規模は違っても、夢は夢だよ!ね…わかって…ゆ…う……」


「んならなおさら別れる必要なんてねぇじゃねえか！」


「手…はなして」



やばい泣きそうだ…



「手は離すよ、離すけど、なおへの気持ちは、俺、変わんないから！」




そして優はあたしの手をパッと離した