即答して謝った、
私に驚いたのか
目を丸くしたあと、
くっくっと喉を鳴らして、
笑われた。
「冗談だ。」
『えぇぇぇえぇぇえッ!!!??
まさかの、冗談!!?』
えッ、ちょッひどくネ?
「お前に、
こんな問題、
解けるわけないからな。」
『そうッスね・・・。』
「そう気を落とすな。」
おっ、
意外と心配してくれた?
ちょっと、
好感度あがったゼッ☆
「見ていて、虐めたくなる。」
『えぇッ?!
虐めたくなるとか…。
私の上がった、
好感度返せッ!!』
それを聞いて、
にやりと、
怪しい笑みを浮かべて、
私の頭をがしっと掴み、
ぶんぶんと左右に振る。
私は、
頭を左右に振られながら、
ちょっと、
気分が悪くなってきたのを、
訴えた。
『あ、ちょっ、零夜く、ん?
ちょ、気持、ち悪、くなって、
きたか、なぁ??
なんて、思っ、て、
るん、だ、けど、??』
「零夜だ。」
『は、い?』
「これから、
零夜と呼べ。
お前は虐めていて、
おもしろい。
だから、名前を呼ぶ
権利をくれてやる。」
ちょっと、
うれしいけど、
そろそろ、
お昼に食べたものが、
リバースしてきそう、
なんだけどなぁ、、、。
『あッ、う、ん。
ありが、とう、零、夜。
で、も、
ほ、んとに、そろそ、ろ
やばッ、い、から、!!!』
ぴたっと、
止まったと思うと、
今度は頭に、
心地良い感覚が走った。
「これから、
可愛がってやる。」
言葉とは裏腹に、
とってもやさしい笑みを
浮かべながら、
頭を撫でてくる零夜に、
反論したくても、
反論できない私が、
そこにはいた。