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『失礼しま~すw』



なんか、
無駄にでかい扉を、
ギギギィと、開く。

中は、
円形状になっていて、
チョ-高い天井まで、
びっしりと本が
敷き詰められている。

その真中の場所に、
ぽつんと、
丸いイスとテーブルが
置いてあった。


そのテーブルの上に、
本をたくさん重ねて、
イスに悠々と
座っているのは、
やはり零夜くんである。



「俺に何かようか?」



メガネを
きらりと光らせて、
扉の前で突っ立っている、
私に話し掛ける。



『いや、
一人で片付けてるって、
聞いたから・・・。

手伝ってあげようかと…。』


「、、、お前の頭で手伝えるのか?」



それは、
どういう意味ですか?
お兄さん・・・?



『それは…。』


「そのままの意味だが?」


『・・・でも、
やってみなくちゃ、
わからな、、、』


「それでは、
コレをといてみろ。」



と、
受け取るために近寄って、
渡されたのは、数字がA4の紙に、
びっしりと書いてあるものだった。



『いや、ほんとに、
口答えしてすいませんでしたッ!!!
私には、無理ッス!!!!!』



ごめんなさい。
即答しました・・・。