と、
みんな決まったのか、
秋流野 総司が、
私の所にきた。



「はい。」



そういって、
二言で、
私にビラを持たせた。


こいつ・・・・
女の子に、
こんな何百枚もある、
ビラもたせんのかよ・・・・。



「じゃ-メンドイけど・・・
行くか・・・。」



ウェーブのかかった、
黄土色の髪を、
片手ですく。



『ねぇ、
私にコレ
もたせたまんま、
行くの?』


「だって、
俺達の奴隷なんでしょ?」


『奴隷じゃないって、
いってんでしょうが・・・。』


「ふぅ~ん。
でも、
俺にとっては、
奴隷だから・・・。」



そういって、
さっさと歩き出す。


・・・なんなんだコイツ。

ふざけんなよ?



『・・・それじゃぁ、
半分持ちなさいよ!!』


「仕方ないなぁ。」



意外と
あっさりと持ってくれた。



しかし・・・・・・・・・・。