不意に、
扉をノックする音が
聞こえた。

ガチャっと、
扉が開く。



「ちゎ~ッす。」



宮川くんより
ちょっと濃い金髪に
少し子供っぽい顔。

なんか、
生意気そう・・・。

まぁ、
見るからに
イケメンだけど・・・。



「おぉ。
明宏くんですか?(にっこり)」



王子様モードに
入った宮川くん。

この人は、
どうして私達の前だと、
あんなんなのに、
ほかの人の前になると、
王子様キャラなんだろう・・・。

ギャップがありすぎる。。。



「頼まれたもの、
作ってきましたよ。」



そういって、
大きな袋を宮川くんに
渡した。



「はやいじゃねぇか明宏。」


「まぁ、
このくらいは、
お手ものッス。」


「ごくろうだったな。」


「うぃ~っす。
んじゃ、
またきますね。

さいなら、綾部先輩。

と、おまけの先輩方。」



そういって、
手をひらひらさせて
出て行った。