いつも通りの放課後。

こいつらの態度や、
生活センスに
慣れてきたころだった。


まぁ、
軽く言えば、
転校して一ヵ月後ね。


もちろん、
この場所は、
【kingの館】と呼ばれる、
kingの部屋だ。

しかし、
内装が変わった。

扉を入ると、
ドーンと、
部屋の真中に
豪華な金の装飾がされた、
白くて丸いテーブルが置かれ、
それを囲むように、
kingのイスが置いてあった。

ついでにいうと、
なぜか、
私の分のイスも…。

まぁ、
今はみんなイスに、
座ってる状況である。



「なぁ、
俺様は、誰かを助けたい。」



と、
いきなり言い出した
龍遜寺弟。



「それは、
いいことだよ。
大和!!」



と、
笑顔をむけて、
話に食いつく宮川くん。



「と、
いうわけで、
俺様は、
探偵団を作りたいと思う。
賛成のやつは、
挙手しろ。」



と、
龍遜寺弟が言うと、
私以外のking全員が
手を上げた。



「では、
今日から俺様たちは、、、
探し屋だぁぁああぁ!!!!!」



龍遜寺弟は、
大きく天井にむかって、
拳をかかげた。

それに続いて
みんなも、
大きな声を
あげてかかげる。



「「「「「「おぉおぉぉおおおぉ!!!!!!」」」」」」」



kingの皆は
いっせいに、
友情を確かめ合った。